




府暦3249年のある吉日、無計画経済下の観光誘致政策の一環として魔界から輸入した"吉兆を齎す幸運のゴーレム"が、政府肝入りで建設中だったコングタワーを破壊しなかったならば、この戦闘用軽武装トラックは衆目を集める事なく歴史の畝りに消えて行った事でしょう。 兵装のテストがてらに発射された長砲身徹甲榴弾砲がゴーレムを一撃で昏倒させた事から、衆目の関心を集め、議事堂の天楼に掲げられたパンツを同車の徹甲榴弾砲で撃つ不敬な遊びが国民的なスポーツとして流行しました。 その後、同車は次世代軍用パンツ採用試験に落選したストロングラブリー社のクーデター未遂などの幾つかの傍迷惑で間の抜けた動乱の鎮圧に使用され、隊員達からはリトルセルゲイの愛称で親しまれたのです。
2026/03/14 23:46:48


