タイトル写真にミグ21を撮りながら、何を伝えたかったのかを忘れた水曜日。 …ああ、そうだ。 会社から「会社が金は出すからお前ら全員日商簿記三級を取れ」とかなんとか。 いや、わたくしは算数ダメな子なんですけれども。 いや、違う。 きっと、伝えたいのはそうじゃないはずだ。 閑話休題 …あ。 ドラキュラ。 …そう。 間違いない。 紙谷龍生さんの「黒衣の花嫁」の小説を読みながら、「デート」以上の「フラグ折り」の究極を見たはずだったんだ。 ヒロイン曰く。 「武史さん、犯人も人間なんです。殴れば痛いし、100mを2秒で走ったりしないんです!」 その犯人は、 作り物のニンニクを被害者の口に詰め 出来損ないの十字架をトリックで十字架に成し 時間差で太陽の光を使って被害者を焼いた のは、犯人が実はそもそも吸血鬼で、それぞれを吸血鬼の立場と成り立ちから完成させられなかったから。という読んでる人もびっくりする様な驚異のトリック小説。 ちなみに犯人は意図せずに、不意に吸血鬼になってしまった為に、太陽を浴びる事が出来なかったり、 本物のニンニクや十字架に触れなかったりトリックの為には空を飛んだり色々します。 最後に槍に貫かれたのに花屋さんに居たりしますしね。 このあたりがトリックに無駄に活かされているとかいう。 もちろん、主人公はそんなことは考慮せずに理屈を作り上げていくのですけれども。 そして、犯人の名指しは正解します。 ああいう面白い小説、いわゆるフラグ折りの小説。 最近減ったなぁ。
2022/06/01 21:09:36