ミニ四駆には昔から"引き算の美学"みたいな事はよく引き合いに出されていた。子供の頃も「なんでこれで勝てるんだよ?」と思えるほど一見して頼りなさそうなマシンが勝ちをさらっていく事がままあった。何かごまかされたような、納得できないような事は沢山あるし、大人たちもそれに答える事ができない。「それはたまたま...。」だとか。もちろんミニ四駆はゲームとはいえ、全て物理的な空間に、自然の原因にだけしか主従関係を持つ事はない。 これについてようやく最近思う所があった。それは最初から(たまたま)バグが発生しない完成形が産まれてきてしまった事で、メタ的な見解があっさりと崩れる事もある。経験的で職人的な感覚こそ、バグだらけのまま動いていたんじゃないかって。 ・子供のマシンを真似した改造、model Aって、本当にこれで良いの?ここまで何もしない事なんて今までなかったじゃない?( ̄∇ ̄) コレ本当に"たまたま"なんだよ。5年前に作ったマシンでずっと遊んでて、素組からモーターだけ変えてバンパー折れたから修理して、コースアウトするからマスダン付けて、ブレーキ付けて。 久しぶりの公式レースだから、マシンを新しくしようと言ったら「いや、いい。」じゃあローラーだけ変えとく?「うん。」みたいな成り行き。 ・お父さん...。悲しい\(//∇//)\もうミニ四駆で連れない娘さん? こんなんで良いのかな?ってフツー思うじゃん?でもまぁ、このマシンに思い入れがあるんだろうと思って強制はしなかったんだよ。現に壊れてないし、セッティングも変える必要なんて無いと。 ・( ・∇・)ポジティブに逃げた(笑) 結果的にも娘の判断が圧倒的に正しかった事になってしまった。成り行きに任せたマシンが、自然の原因にマッチしちゃったというか。まぁ、娘も喜んでくれたから結果オーライだが。 ・ウィトゲンシュタインってそれと何の関係が? "引き算の美学"なんて取ってつけたような幻想だと思ってたが、よくよく考えたらウィトさんっぽいなって。「ベッドにローラーが付いてるのが気に入らない」とかな。 ・あった方が便利じゃん。(^_^*) そういう発想はない。 「まさかベッドに乗って旅行するのではないでしょう!?」みたいな詰め方をされる。 無駄な装飾は徹底的に排除というね。 でもまぁ、改めて見ると痺れるぐらいカッコいいな。
2024/03/21 00:05:52