超カツい人がシャフト選別の次に始めると聞いたシャフト修正に関してご報告です。 やり方はちょっと危ないですが簡単。 ペンチで挟んだシャフトを赤熱するまでコンロで炙りそのままシャフトチェッカーに挿入、チェッカーやシャフトを微妙に回転させながら出し入れしある程度行なった後水で急冷。 この作業初めて知った時は半信半疑だったのですが、赤熱状態では写真のようにペンチの自重だけで簡単にクニャクニャ曲がってくのでそれなりに効果はあるようです。 かつて行われていたお湯であっためて応力取るなんて技とはまた違った実力行使の方法です。 逆に赤熱させるまでやらないと効果はないようで、ライターなんかではススが付くだけで変わりませんでした。 目安としてカセットコンロガス一本でシャフト20~30本は修正できます。 チタンマフラーのような焼きが入るので、綺麗にいけばドレスアップにもなら…ないか 純正だとハッキリとしたサイズ(1.97?1.99?)がわからないことと、中空は歪みの他に製造時の直径差によるブレがでているのでブラック強化が最も適した素材だと思いました。 メリット ・選別落ちや使用後で廃材となるシャフトを修正できるのでコスト面で大きく有利となる ・持ち前ですぐに真っ直ぐなシャフトを用意できるのでホイールやタイヤの加工精度が上がる デメリット ・歪みの位置によって修正難易度が変わる ・火傷の危険性(赤熱した段階でシャフト温度は600~800℃) ・製造の際シャフトに浸炭処理(ブラック強化シャフト)かメッキを施しているのであれば加熱と修正の時点で表面層が剥がれるので防錆効果が損なわれる可能性がある 疑問点 ・表面層が剥がれたことによる直径変化で見かけ上修正されたと言える可能性がある ・シャフトチェッカー自体が加熱により膨張し内径が広がっている可能性がある ・シャフトの炙り・焼き戻しはパーツの材質変更に該当する可能性がある(縮みタイヤや干しタイヤがセーフだしあまり気にしなくていいのかも?)
2018/01/26 23:59:38