ヨンクなカノジョはご機嫌ナナメ その2 彼女とブラシとはみがきと 後編 「児童雑誌の付録を参考に作ってみたぞ！なかなかのもんだろう？俺を越えられのも、俺だけだ！」 「段ボール工作…恐るべし…話を戻そう、一般的なギア慣らしは2㎜のペラシャのピニオンギアを抜いて、真ちゅうピニオンをハンマーで叩いて差し替える」 「真ちゅう？使い道のないやつだろ？」 「普通はそうだけど、オレンジクラウンのギア慣らしにはこれが必要なんだ、あとは画像のようにセットして電池を入れてスイッチON」 「どのくらい回せばいいんだ？」 「電池が切れたら入れ換えてなんてしてたら…10時間くらいは回すんじゃないかな？」 「そんなにかかるのか？！」 「うーん？問題は回転してる時のギアの音なんだけど…だんだん静かになってくるのがそのくらいなんだよなぁ、ちなみにピンククラウンも慣らすみたいだけど…5分くらいで済むらしい」 「はぁ～5分だと～！！なんだそれは～？」 「軸受けの620もついでに慣らすからな、悪いことばかりじゃないんだけど…それでも時間かかりすぎかな？」 「かかりすぎだぞ！ピンクは5分と聞いたら尚更だ！」 「そこで最近流行ってるのが、リューターを回して慣らすやり方、画像順に説明するとまずはギアの歯を下にして面取り、次に外してギアの歯を上にして、ここからが重要！はみがきと開始！」 「普通の歯みがきじゃ、絶対使いたくないブラシが2本あるんだが…不安だ」 「一つはナイロンブラシ、もう一つは真ちゅうブラシだぞ」 「それをどうするんだ？」 「こうだ！削れ！慣らせ！」 「やめろ！ガリガリするな！無理やり歯医者に連れていかれた感じがする、トラウマになりそうだ！！」 「リューターを回して、ブラシに歯を当てる回転の加減しながらブラシを当てるんだ、本当は磨きクロスやスティックヤスリを使うぞ」 「使うぞ、じゃない！何で使わない？」 「実験だ試して見たかった、何事も経験だ」 「したくなかった経験だ…」 「とりあえずナイロンブラシと真ちゅうブラシで慣らしたものと真ちゅうペラシャで慣らしたものを用意した、どれが早いか楽しみだ」 「私はたのしくなーい！！」 次回 彼女はお堅いカーボン仕様 「なんだか歯が痛い気する…」
2019/12/12 23:19:18
