身内レースにて仲間の組んだ新車に対応するべく、うp主が立体用S1小径レブの専用機として自ら設計した機体。製作はレース直前の一週間という短期間で完成に漕ぎつけた。本体はフラット用に進めていたものだが、仲間が新車の製作を決定したことを受け、急遽立体向けに基礎設計の修正を経て完成した。 組み方はS1ビートマグナムと歴代レブマシンの改造方を基に、現状の技術で能力をアップデートする形で行われた。またうp主が青年期より培ってきた武道・武術の経験も反映されている(後述)。マシン名は身内レースの11回戦という事で「ν(ニュー)」と名付けられた。 立体用としての基本性能、汎用性はもちろん、運用面も重視した設計が行われている。総当たり戦が長期化した場合を考慮して信頼性と耐久性を重視し、抵抗抜き関係の一部を除いてなるべくタミヤ出荷時の形状を維持し、調達が容易な素材や部品を用いるよう心掛けられている。部品流用が行われた背景には、短期間で完成させるために専用部品をなるべく減らさなければならなかった事情も含まれている。 うp主が培ってきた技術も積極的に利用されており、リヤマスダンパーに用いる部材はミニ四駆キャッチャーを使用。中央のマスダンパーにはボディ提灯の技術をスピンオフして用いている。さらに整備や現地でのセッティング変更が容易に行えるようパーツ点数を減らしており、これにより本機は過去最強クラスのギミックを誇るS1でありながら、立体マシンとしての信頼性も兼ね備えたバランスの良い1台として完成した。 本機はS1という自分の原点に回帰したマシンであると同時に実験機であり、うp主の武道経験をフィードバックする形でマスダンパーが組まれており、合気道や古流柔術等の受け身で行われる「羽打ち」をミニ四駆で再現した「フィン・マスダン」を装備する。 高トルクのダッシュ系モーターは装備されていないが、高回転型のレブチューン2にノーブレーキのセッティングにより高いトップスピードを発揮する。パーツ点数の省略による軽量化などの要素もあり、最高速の速いマシンへと仕上がった。
2016/08/06 07:56:46