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「フレキは何故速いか?」という疑問は一昔前、VS全盛期の「サスマシンは所詮ロマンだ、何故なら〜」という議論の残骸から汲み取れるのかもしれない。 1つ、トルク抜け。 特にフロントユニット側の駆動をスプリングが吸収してしまうので、コーナー入り口やジャンプ着地時などの高負荷変動時、瞬発力に欠ける。 言い換えれば、難セクションで上手く減速する。 従ってスプリング硬さや減衰ゴム、ダンパーグリスなどはマシンコントロールに重要な意味を成すという事は最近分かってきた。 個人的にはサス的な制振性能よりこれが1番重要なファクターだと思っている。 2つ、コーナーリングで意図しないスラストモーションが入るので遅い。 フレキじゃない方の内蔵サス特有の話になるが、コーナー入り口でフロントバンパーが沈むため、意図しないスラストモーションが入るのが遅い原因だとされていたようだ。 まぁ、ATバンパーが存在していない時代の話だがな。 ATバンパー特有の意図しないスラスト抜けとの相殺が今回の狙いだし、フロントバンパーはリジッドそのもののように堅牢。 フレキには無い安心感がある。 3つ、更なる減速効果 良くも悪くもフロントが沈めばブレーキが当たるセッティングが可能。これをどう制御しきるかが問題。 追記 この項目の3つ目なんですが、サスが沈んで地面にブレーキが着くセッティングは着地で跳ねてしまうみたいです。 ここからのアップデートですが、ブレーキをシャーシに張ってシャフトに通したゴム管と干渉させる方式です。 マシンがコースに擦れるのではなく、直接駆動に作用します。 何やら、昔ラジ四駆で似たパーツがあったらしい。
2019/05/19 02:02:34