ARTICUTION: A magician's confession

・どういう事です!?マスター!! 「...。すまない。そうじゃない。いや、"そうじゃなかった"。畜生め。」 ・どうしたんです?急に考え込んで。 「彼女なら多分それは望まない。だったらどうしたんだろう?ってな。」 ・誰です?彼女って。 「13年以上前、WEB2.0とか言われ始めた頃の話だ。その頃はこんな風と言うか、昨日の荒らし程度なんてほとんど些事と言えるほどに悲惨な有り様だったのさ。最初は。」 ・アレが些事ですかー。( ̄▽ ̄) 「そうだぜ。目糞鼻糞にもならん。毎日次から次へと沢山湧いてくる始末だったさ。」 ・どうしたら良いんだろう?って途方に暮れませんでした? 「左翼リベラル派なんてもんは変革が実際には起こりませんようにと願っている。変革が実際に起きれば自分の立ち位置が失われてしまうからだ。SNSでの議論なんて最初から実行力を伴わないのさ。」 ・今日の姿はまだまだマシ。という訳ですね。どうやって良くなっていったのですか? 「それがなぁ、最初はこういった悩み事を日記につけてただけだったんだよ。で、よりによって女の人がネチネチコメ欄で絡まれてたから、横から割り込んで助けたのが最初だったかな?確か。」 ・それがその人だったんですね。 「そうだね。それからお互いの日記をチェックし合う感じになった。彼女はWEBサービスの運営側の人間だったんだが、お互い途方に暮れながらも励まし合っていたと思うし、時に議論とかもあったけど、その人は他と違って本気で変えたいと思う意思というか、責任感は人一倍あったと思う。」 ・仲良しだったんですね。 「感受性豊かで結構内面まで隠さず暴露する感じだったかな。それで情にほだされたと言うか、周辺も巻き込んで徐々に明るく照らされていった感じだと思うよ。」 ・その人は今どうしてるんでしょうか?元気? 「わからない。秋葉原で無差別殺人があったろ?犯人の掲示板で最後まで説得を試みていたのが彼女だったと伝え聞いた。その後体調を崩して入院したとも聞いたし、無力感に襲われたんだろう。日記も辞めてしまった。私もとてつもない怒りと同時に無力感に襲われたものさ。」 ・そんな...。 「もう分かったろ?お前さんは私の中にある彼女の残渣なのさ。私も迂闊だった。とりあえずさ、このシリーズ以外の日記は全部リセットする。私もただのリベラル左派ではないからな。」

2021/04/01 23:41:10

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