Kamikaze

「自分で作って自在に飛ばす。  紙飛行機は、自由の象徴であり、  スカイスポーツの原点です」 〜二宮康明 マシン仕様などは前項(プロト)を参照頂いた上、ここでは製作に至った経緯などを記す事にする。 二宮康明氏の紹介は各自検索して頂くとするが、現在かなりのご高齢であり、2018年に仙台市の市政功労者章を表彰された際の写真にはベッドに横たわる姿があった。 戦中、戦後を生きた人であり、子供の頃からの夢であった航空研究は敗戦の影響で叶わなかった。1962年にアメリカの科学雑誌主催の紙飛行機コンテストに郵送で応募し、滞空および飛距離で2冠の大偉業を成し遂げたが、当時も航空研究員では無く、電電公社(現NTT)の社員だった。 話を私事に戻すが...。とは言えご存知の通り、未知の感染症の世界的拡大によりミニ四駆レース活動の一切が停止され、日に日に状況は悪くなるばかりである。 それでも尚、ミニ四駆を触り続ける理由は、自宅待機が続いて暇を持て余すばかりでは無いという事に気付かされる。 冒頭の、氏の言葉を借りればその通りであった。私にとってみれば、ミニ四駆こそ自由の象徴であって、モータースポーツの原点であるかもしれない。 大人が玩具を握りしめて遊ぶ姿が揶揄されている所ではあるが、何年も辞められないのはそうした理由があるのかもしれない。 もちろん、私など氏のような人間性は持ち合わせておらず、今日の状況は絶望感しか無い。それでもミニ四駆に希望を見出す事が出来るのか分からないまま、製作はスタートした。 マシンネームはすぐに決まった。カミカゼしかないと思った。絶望と希望を抱えたままで、文字通り特攻するマシン。 また極めて不自由な現在こそ、レギュレーションが殆ど存在しないフリースタイルをやろうと思い立った。 具体的には単3電池2本使用以外ノールールのフェンスカーやデクロスボディ+人形を搭載すれば他はノールールというゼロヨン競技の事である。 フラットコースは自宅に無いが、ゼロヨンコースなら簡単に製作出来そうだという所で、ゼロヨンをターゲットにしている。 機体を1からデザインするといった技量は全く持ち合わせていないが、二宮康明氏の紙飛行機は無愛想だがどれも美しい。 デザインを盗用するばかりか、型紙をそっくりそのまま拝借するという手法で本機は作られた。

2020/05/04 23:15:20

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ヘイホー

エピソードを読んで素直に何回もクールしたいです❗

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